きゅうり(ウリ科)
kitchen garden
品目特性
- 生育適温は18~28℃、夜間15℃。平均気温が25℃を超えると夏場は生育が阻害される。
- 好適土壌酸度はpH5.5~7.2。
作型
施肥(1aあたり)
肥料名 | 元肥 | 追肥 | 備考 | ||
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1回目 | 2回目 | 3回目 | |||
完熟堆肥 | 100 | 追肥は1回に6kg、樹勢を見ながら15~20日おきに施用する。 | |||
セルカ2号 | 12 | ||||
いなば有機 | 12 | 6 | 6 | 6 |
栽培管理
ほ場選び
- 畑全体に元肥を施し、全体を耕うんし、幅2mの畝(排水を良くする為かまぼこ型)を作っておく。
- 雑草防止と地温確保(15℃以上)のため、黒マルチを張る。
定植
- 数日前から好天がつづき、地温・気温とも温かい日の午前中に植える。
- 定植は本葉2~3枚の若苗を使用し、地温17℃を確保してから植え付ける。株間はキュウリネットの場合70~80cm、支柱の場合50~60cmで浅植えする。
- 植付前日、液肥をやっておくと活着促進になる。定植後1週間はしっかりかん水する。
整枝
キュウリネットの場合
- 親づるを本葉8~9枚で摘心し、株元から5節までの子づるは早めに摘心する。
- 親づるから伸びる子づるはキュウリネットいっぱいに伸ばし摘心する。
- 子づるから伸びた孫づるは、1節目につく雌花から2枚の葉を残し摘心する。
支柱の場合
- 親づるを支柱いっぱいまで伸ばし摘心する。
- 株元から5節までの子づるは早めに摘心する。
- 残りの子づるは、1節目につく雌花から2枚の葉を残し摘心する。子づるから伸びた孫づるも1節目から2枚の葉を残し摘心する。
摘葉
- 葉が込み合って日光の入りや風通しが悪くなってきた場合に、下葉の込み合っている所や病害の発生した葉を中心に取り除く。
病害虫防除
べと病
- はじめ、淡黄色の小斑点ができ、やがて葉脈に囲まれて角張った黄褐色斑点になる。激発すると、葉面全体が黄褐色して水分を失って破れやすくなり、葉脈から巻き上がって枯れてくる。
- 湿度の高い条件下では、葉裏に紫黒色のかびが生える。
収穫
- 第1果は早めに収穫する。それ以降は適当な大きさ(20~25cm)になったら、速やかに収穫する。収穫遅れや果実の過肥大は、樹勢低下をまねき、長期収穫できなくなる。