かぼちゃ(ウリ科)
kitchen garden
品目特性
- 生育適温は17~20℃で、ウリ科の中では比較的低温でもつくりやすい。
- 土壌適応性が広く、土質はあまり選ばないが、排水のよいほ場を好む。
- 光線不足になると茎葉の徒長、着果不良、品質低下を起こす。
作型
施肥(1aあたり)
肥料名 | 合計 | 元肥 | 追肥 | 備考 |
---|---|---|---|---|
完熟堆肥 | 200 | 200 | ||
苦土石灰 | 7 | 7 | ||
いなば有機 | 8 | 6 | 2 | 草勢が良い場合追肥は避ける |
栽培管理
ほ場選び
- 畑全体に元肥を施し、全体を耕うんし、幅2mの畝(排水を良くする為かまぼこ型)を作っておく。
- 雑草防止と地温確保(15℃以上)のため、黒マルチを張る。
定植
- 4月下旬以降、晴れた日の午前中に、西洋かぼちゃ株間1m、日本かぼちゃ株間60cm~75cmで植え付ける。根鉢の崩れには注意する。
- 定植後、活着促進のためキャップをする。
整枝
- 西洋かぼちゃは親づると子づるの生育の良いものを合わせて2~3本、日本かぼちゃは親づるを摘心し子づる3~4本伸ばし、他の子づるは摘み取る。病気の発生を防ぐため、つるが延びたら順次敷きわらを行う。
人工授粉
- 10~13節に着果させるため、それまでの雌花は取るようにする。
- 雌花が咲いたら、朝の内または午前中に、雄花の花弁を取って、雌しべに花粉をつけてやる。過繁茂の時や、雨の続く場合に実施すると効果が高い。
病害虫防除
うどんこ病
- 葉に発生する。多発の場合には、茎や果実にも発生する。はじめ、葉面にうどん粉をまぶしたように白いかびが円形に生える。病斑が進むと植物全体が汚白色のかびで覆われ、ついには枯れあがる。
収穫
- 西洋かぼちゃは、開花後40~45日ほど経って、果梗のひび割れが充分コルク化したら収穫。
- 日本かぼちゃは、開花後25~30日ほど経って品種特有の色になり、果面に白い粉が吹き出したようになってきたら収穫する。